
画像「いらすとやさん」
チームの技術力を向上できるなにかきっかけになればいいな~と思いながら / いしとさん
1.「テスト工程のお勉強会」
「経験のない新入社員たちに向けてテストフェーズのお勉強会」というものです。
経験のあるかたがたが、要件定義、基本から詳細設計、テストフェーズという
かたちでたまたまテストフェーズに割り当てられました。
- テストフェーズのやることや、やらないとどうなるかということ
- バグが発生したら共通項を探してみようとか
- 詳細設計=単体試験で、ユニットテストはテストコードで網羅しましょう
こんなお話をしました。テストコードが浸透していない会社だったのでテストフェーズは「テストコードを書きましょう」と促した方が記憶があります。3回以上Releaseする場合はデグレの試験なども考えるとテストコードを利用したほうがお時間を削減できますし、「コードを書くことができる」よりも「テストコードも書くことができる」といった経歴のあるほうが需要もあります。
※生成AIがない時期のお勉強会です。
2.「リーダブルコードの知見からリファクタリングしてみよう」
「書籍リーダブルコードの知見でRubyのコードをリファクタリングしよう」というものです。
PRレビューをしているさい、別々のかたに同じ指摘をしているので「これは普段いしとさんが気にして言う観点を共有したほうがはやいな」と考えお勉強会を実施しました。
- リファクタリングを現実世界で外装は同じなのに、屋内が綺麗な家とゴミ屋敷に例えて説明
- 内容はリーダブルコードに書かれていることにそって説明
- Rubyの保守運用フェーズのかたをターゲットに実施
実際にリーダブルコードのお勉強会を実施してどう変わったかというと、私のチームはあんまり変わらなかった、やっぱり主体的に学習して「どうすれば良くなるかな?」「どうすればお客様に価値を提供できるかな?」と考えながらおしごとをするいしとさんと、「だるい」などとポジティブではない発言が多いメンバーによる、周りの影響が大きかったためです。別チームの後輩は「勉強になりました、どんどんリファクタリングチャレンジします!」という声をいただいたので、そういうポジティブなメンバーが集まったらプロダクトも良い方向に進むのではないかなと思いましたね。
3.「X桁のお問い合わせチケットを約2年で0件にしたおはなし」
「X桁のお問い合わせチケットを約2年で0件まで削減するための考えかたや行動」というものです。
保守運用フェーズでお問い合わせチケットが日々追加されるため、どうすれば削減できるかを考え改善をしていくためにいろいろと行動した件をライトニングトークでお話しました。
- お客様自身が自己解決できる事象なら迷わないようなメッセージにしよう
- お客様が自己解決できて浮いてきた時間を根本解決につかおう
- 生成AIなども十分に利用していこう
- 日々「どうすれば良くなるかな?」と問いかけながらおしごとをしてみよう
「ユーザの声よりもじぶんで考えて複雑な設計をして機能実装すれば、その過程でユーザの問題も解決できる」といった意見もどこかのフリーランスエンジニアが言っていました。その意見だと、機能をリリースするまではユーザの声は置いてけぼりで要望と不満がたまる一方です。「オレの作った機能はすごい」と独りよがりで、ユーザの要望がその機能で実際に解決できるかどうかはわからないですからね。「本当にカスタマーファーストなのか?」って疑問です。
いしとさんは先にユーザの声を聞いて「確かにその通りだな」と思ったことは素直に実装して要望を叶えユーザの心を満たしつつ、その空いた時間で根本解決をしていくスタイルでした。
4.「GitHubでのチーム開発の基本的な知識のおはなし」
「GitHubビギナーでも、cloneからpushしてPR作成、PRレビューまで実施できる」というものです。
エンジニア経験が長くてもソースコードの管理でGitHubを使ったことがないという方々もいらっしゃいました。GitHubを利用するシーンが来てから、使い方を各チームメンバーにするのがちょっと大変だなぁと思い、チームの技術力を向上させるために実施しました。
- 1回目
- clone、checkout -b, add, commit, pushコマンドの説明
- branchコマンドは-bでいいやとなった
- PRの作成
- PRレビューの実施とTips
- clone、checkout -b, add, commit, pushコマンドの説明
- 2回目
- fetch、merge、rebase、cherry-pick、stashコマンドの説明
- conflictの解消
- .gitignoreファイルについて
GitHubは実際はVScodeやCursorの拡張から操作もできるのでコマンド自体を覚える必要はないのかもしれませんが、基本的な用語でもけっこう数が多かったりしますし、意味を理解していないとそもそも会話で「何言ってんの?」となりそうなメンバーもいたりしたので「コマンドの用語」「意味」「そのコマンドがないとどう困るのか?」といった部分の説明をしました。実際にコマンドを打ってみたりして動きを確認したりとかね。チームメンバーがみんなでGithubで楽しくチーム開発できるように。
生成AIもある時代なのでわからないコマンドについて確認したりとかも全然できますので、好奇心をもって自走できる前段階としてこのお勉強会は実施しました。
一番ヤバイのは会社がそういう意思決定をしても反発して「慣れていないからやらない」「時間がないからやらない」というタイプのかたは今後が心配になります。いざやろうとなったときに「それ前に教えたじゃん」と誰も助けてくれなくなりますからね。
実はね
お勉強会を実施したときに、聞いているメンバーではなく実施するメンバーが一番お勉強になるのでね、「苦手なことを学習しよう」とおもったらお勉強会を実施したほうが身に付きやすいですよというTipsがあります。ただし心理的安全性が低いところだと「いじわるな質問を多々される可能性がありますのでご注意くださいませ」
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