
画像「いらすとやさん」
地方のダークサイドはやっぱりね、ありますよそりゃ。 / いしとさん
1. 物価は言うほど安くない
「実際に生活をしてみる生活費は別に安いわけではない」という理由です。
地方と聞くと「物価が安い」というイメージをあなたは持っているでしょうか?実際に生活してみると「野菜」は確かに安いのですが他は都会とあんまり変わらないです。田舎でコンビニなどを利用してしまうと金額は都会と同じなので結果的に安いとは言えません。家賃は安いわりに広い家に住むことはできます。ただロジックは「東京で月、家賃7万 = 地方で月、家賃5万 + 自動車(ガソリン代 + 保険)で2万」このぐらいで考えておくと良いでしょう。
広い家に住むメリットって実はあんまりなかったりします。エアコンの効きが良くなかったりとか、1つ1つの物へのアプローチにお時間がかかったり、部屋に空間があればあるほど物を貯めこんでしまう傾向のかたもいらっしゃいます。
2. 地方水準の企業に勤めるとお給料が地獄
「地方水準の会社だと東京で年収600万だとしたら年収が100~200万は下がります」という理由です。
実際に聞いたお話ですと地方水準の専門卒の子のお給料は手取り14万とかなり低めです。地域にもよりますが、30代の平均年収は380万というデータもあったりしました。東京水準から地方水準だとオファー面談の際に「同額でもいいか」などで内定が出たので一安心と承諾すると、実際に業績が振るわなかったということでボーナスがかなり減額されたり、昇給額もかなり低めだったりというお話も聞きます。私はお客様から「正社員になってほしい」とリファラルを受けるレベルでお仕事をしていましたが、自社では数年間で昇給額の合計はたったの1万未満でしたし、辞める前のボーナスは社会人人生で過去ワースト1位の少なさでした。
「地方移住だから年収が下がって当たり前」と考える人や覚悟をして移住する方々も多いですが、私からしてみたらそれは「思考停止」していると思います。地方でも東京水準の会社もあります。ただし、東京水準の会社は地方でも県庁所在地などがあり、県庁所在地以外だと地方水準の会社が多い印象です。
私は地方でしばらく働いたのち、東京水準のフルリモートに会社に転職し、さらに何回か転職をした結果、地方水準のときと比較すると現在の年収は1.7倍まであがりました。
3. 車がないと本当に行動範囲が限られてしまう
「行きたい場所があるけれど歩いて10キロか……などが多い」という理由です。
車があればサクッといけますが、車がないと生活はできるけれど娯楽はほとんどないと言っても過言ではありません。ずっと引きこもって「ゲームや漫画やアニメを観る生活が最高に楽しいです!」というタイプであれば良いのかもしれませんが、「いろんなところに行きたいけれど、持病で車の運転ができない」や「メンタル関連をやられて処方されたお薬によって車の運転ができない」などもあったりします。因みに車を持たない生活を「ナイカー生活」と言いますが、これのメリットは「お金が貯まる」というものがあったりもします。ただ、地方水準でナイカー生活をするとお金のたまり具合もなかなか進捗が思わしくなく、娯楽での心が満たされず、けっこうしんどい時期を過ごしてしまう可能性が高いです。
4. 治療できる病院が限られる
「病気によっては地方では治療できない」という理由です。
私は慢性上咽頭炎を患っており、Bスポット療法の出来る病院を探しましたが、県で1つしかなくその病院ではなぜか精神科療法の認知行動療法の医療点数を取られる始末。「Bスポット治療だけを希望している」と言ってもその医者は「うちにはBスポット治療だけと言うのはないんです、こうやって1つ1つ説明をしていることも認知行動療法です」と言い始め「今回も認知行動療法で点数を加算するんですか?」と聞いたらその医者は「知りません。受付で聞いてください」と点数を決めるのは医者なのに、そんなことを意味不明なことを言って結果的に認知行動療法の点数を入れられていました。
その病院は2回で行くのを辞めてその土地から別の県に引っ越して今は治療を進めていますが、医療点数を意味不明に加算するの病院で受けたBスポット治療は見当違いすぎて、全然違う場所を強く押され大量出血しましたし、半年間はしばらく痛みました。まぁその先生はのちに傷害罪で全国ニュースデビューしていたので私のヤバい人センサーが働き2回で見切りをつけた直感に助けられたりもしました。
また歯科矯正などもその県ではできないから東京の病院などを紹介されたりとかもあります。やはり地方の医療は医師不足などの問題もありますし、色々と課題が山積みと言った印象でした。体が丈夫で病気もあんまりかからない方だったら地方は向いている可能性はありますね。
5. 自然が多い分、虫もめっちゃ多い
「見出しの通りなのですが、夏の街灯は虫が溢れている」という理由です。
私はミニマリズムを取り入れて西側の窓は外から見えないレースの白いカーテンを利用していました。夏の夜にレースのカーテンを開けると窓一面に虫がびっしりと張り付いてびっくり仰天した記憶があります。次の日はベランダに大量の虫さんが天に召されている状態が春から秋まで続きます。夏のスーパーなどもガラス張りの窓に虫が大量に張り付いていたりします。明るいところに虫はとにかく群がる傾向にありますし、歩いていても街灯が目に反射し、顔に虫がタックルしてくることも多々ありました。そんな感じなのでそういうストレスも回避するべく車を利用しているんでしょうね。
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